パーソナルカラー診断とは?

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パーソナルカラー診断とは?

パーソナルカラー診断、いわゆる「イエベ?ブルベ?」でお馴染みのアレです。

最近は、SNSや広告でもよく見かけます。
スーパーのコスメ売り場で見かけることもあったり、
イメコンに興味が無い友人同士の会話でも話題になっていたり…
日常で身近なワードになってきています。

「自分は”なにベ”なんだろう????」
気になっている人も多いと思います。

パーソナルカラー診断はざっくり言うと、
「あなたに似合う色を導く」ツール

ただ、ここで扱っている「似合う」には少しクセがある。
「パーソナルカラーで語られる“似合う”と、
 世の中の日常で使われる“似合う”は、ちょっと違う」
と、個人的には感じています。

今回の記事では、
パーソナルカラー診断が扱う「似合う」とは何か?
そしてその“クセ”の正体と、結果や効果の受け止め方
このあたりをテーマにしていきたいと思います。

「似合う」の正体

何気ない会話で誰かに対して「青が似合うね!」など伝える時、
どういう思いで伝えることが多いでしょうか?

パッと見て、なんとなく「良いな〜素敵だなぁ〜」と思ったから。
そういう場合が多いのでは無いでしょうか?

この「素敵」の正体は一体なんだと思いますか?
普段は気にしない、深堀りしないことが多いと思います。

多くの場合、この気軽に出てくる「素敵」は
「その人の持つ雰囲気と色の印象が調和している状態」なのではないかと思います。
こんなイメージです。

パーソナルカラー診断の観点で見た時の「似合う」は、
実はこの「似合う」とは少し意味合いが違います

パーソナルカラー観点の似合う

パーソナルカラー診断での似合うは、
その人の持つ、肌や髪、瞳などの「色素がきれいにみえる状態」を「似合う」と言います。

その「綺麗に見える」状態を再現しやすい色がパーソナルカラーです。

たとえば、さっき知的ウサギちゃんは
「ネイビーが似合う!」と言われていたけど…

実はパーソナルカラー観点で見たら
「クマが目立ったり/影が入ったりしやすい色」だった。
「本当はピンクが似合います!」なんてことも多々あります。

診断方法

前述の「綺麗に見える状態を再現する」をちょっと詳しく説明していきます。

パーソナルカラーの診断方法は、
顔の下に色んなパターンの布を置いて、実際に肌がどう写るのか?
色を近づけることでどんな現象が起こっているか?
目視で観察していきます。

より良い現象が起こる、または悪い現象が起こらない=肌写りが綺麗な状態
この状態を作れる色を「似合う色」とします。

なかなかアナログな判定方法ですよね。
理論である程度判断基準が決まってはいるものの、
何をより「良い現象」とするのかは、かなり診断士の主観に依存します。
そのため、見る人によって結果が変わったりすることも多々あります。

今の技術でもっとなんとかならないものか?と思っているのですが、、
パーソナルカラーの効果を感じるのは「人間の目」で、
人間の目って良くも悪くもいい加減です。

機械が、人間の見え方の「いい加減具合」を再現するのは難しい。
カラー診断は人間の見え方の雑さを考慮した上で結果を判断する必要がある。

そうなると、結局判断基準も、より近い条件の「人間の目」を使うのが
今のところ結果を出す手法として適しているのかな?とも思います。

人間の目でも、人によって見え方や感じ方は多少なりとも違うので、
いくら理論や仕組みを習得しても診断士の主観は入ってきますが。

より多くの「現象」を捉えられる、
なおかつその善し悪しを的確に判断できる診断士
が、
現段階では優れた診断をするんだろうなぁと思います。

診断の仕組みと観点

次は、良い現象や悪い現象が起こる仕組みや、
顔写りの善し悪しの観点について少しお話します。

パーソナルカラーで顔色がよく見える仕組みは、端的に言うと

①自身の色素と色の対比で起こる錯覚
②色の反射による顔写りの変化

の2点が混ざりあって起きる現象だと思っています。

まず
①自身の色素と色の対比で起こる錯覚について
こういうよくある図

こういう現象を、応用して布と顔で錯覚を起こす。
その人にとって、より良い錯覚が起きる / 悪い錯覚が起きない色が「似合う色」です。

良い錯覚
・色との対比で肌色が明るく見える
・色に対して色素や強さ、質感が調和して統一感が生まれる

悪い錯覚
・色に対して、色素が浮いて見える
・色に対して、強さやパーツの質感がちぐはぐに感じる

↑ほんの1例ですが、こういう現象が起きやすいです。

イエベ/ブルベのネット診断等で「肌の色」や「血管の色」など
持っている色素を分析する方法がありますが、
これはこの「良い錯覚を起こしやすい傾向」を調べているのではないかと思います。

ただ、人間全く同じ色素を持っている人はいないのと、
肌、髪、瞳、全てのバランスで決まるので、
「傾向はあれど、一概には言えない」と言う点がネット診断の限界ですね。

ネット診断の項目(持っている色素)に調和する通りの結果が診断でも出る人もいれば、
実際の顔写りは調和と対比、また反射が観点に入ってくるので、全然違う結果になる人もいます。

次に
②色の反射による顔写りの変化について

こちらは単純です。布を顔のすぐ下に置くと、
布の色が顔に反射して、顔写りに影響を与えます。

人によって色が乗るのが目立ちやすかったり、
乗る範囲が広かったり、場所も違ったり、
乗っても馴染んであまり気にならなかったり…かなり個人差があります。
※図はだいぶ大げさに書いています、ここまで広範囲で色がガッツリ肌に映ることは稀です

また、どの色が馴染むのか?も人それぞれ…
一人の人間の中でも、パーツによって変わってきたりします。

これらの色が肌に映った際に与える影響が「良い/悪い影響なのか?」観察していきます。

良い影響
・色が顔に乗ることで、肌の色ムラや肌色の偏りを補正する
・ 影や光に近い色が顔に乗り、立体感を与える
(輪郭に暗い色が乗ると輪郭がシュッとする、頬に明るい色が乗ると肌が明るくなる。など)

悪い影響
・色素と調和しない色が乗り、顔色がくすむ
・欲しくないところに影や光を与えてしまう
(目元に暗い色が乗ってクマを強調、輪郭に光が乗って膨張して見える。など)

こちらは実際に色を当てるまで分からないことが多いです。
持っている色素に反して意外な映りをする場合もあります。

色素は暗いと思っていても、色を乗せてみると
「暗い色が乗ると意外と影で沈むみたい。明るさが大事だね?」
となる場合もあります。もちろん逆も然りです。

パーソナルカラー診断の効果は?

なんとなく、パーソナルカラー診断による
「似合う」の出し方、イメージしていただけたでしょうか?
これが分かることでどうなるの?と言う点を最後にお話します。

パーソナルカラーによる似合うの効果=補正

こんな感じでイメージ頂けると比較的ギャップが少ないかと思います。

「あなたに似合う色」や「素敵になる色」のような謳い文句が多いので
「劇的!ビフォーアフター!」「見違えるほどキレイになる!」のような、

誰もが驚くような変化を求めて診断を受けると、
少しギャップを感じてしまうかも知れません。

私の中では、パーソナルカラーを身につけた時は
「少しグレードアップしたすっぴん」みたいなイメージです。

何気なく鏡を見た時に
「おっ、今日の顔面なんか調子良いな!」と思える状態を
こっそりと作ってくれる。
そんな存在がパーソナルカラーです。

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